和乃の漫画喫茶

漫画の感想を徒然と書いていくブログになります。

『海月と私』 著者 麻生みこと

海辺にある寂れた小さな民宿を廃業しようとした矢先

求人を見て、押しかけてきた素性不明の女性。

帰る場所がない、と一宿一飯の恩義として仲居として働けば

客受けもよく、手際も良い。

店の評判が少しずつ上がって、順風満帆かと思いきや

警察から怪しい人物についての聞き込みが…

本日紹介するのはこちら↓

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毎回、客のいざこざに茶々を入れていく素性不明の女性 梢

そのいざこざに巻き込まながら解決に向けて奔走する寡黙な 老店主

客のいざこざを解決していく毎に徐々に明らかになる彼女の秘密。

店主も最初は素性を気にしていたが

いざそれを知ってしまえば

どこかに消えてしまうようなそんな気配の漂う

どこか掴みどころのない様に惹かれていく自分に気づき、彼女の秘密を守るため

誰かのために奮闘する姿は、読んでいて不思議と応援したくなる。そんな作品です。

『のんのんびより』 著者あっと

田舎の分校に通う子供たち5人の子供たちの独創的な遊びが面白い!

アニメ化もされている『のんのんびより』はどこから読んでも

必ず笑わせてくれるのが好きです。

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目次

1、子供の悩みは尽きない。

大人になってしまうとあらゆるものに疑問を持つことが少なくなってきてしまう。

ただし、子供は立ち止まる事をやめない!

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そして、子供たちの純粋な興味はここに行き着いた。

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ボールがなぜ止まるか、みなさんは知ってますよね?

地面とボールが動いている接地面に摩擦が生じて、

次第に止まるようになります。

決して、 地面を掘り起こしたとしてもそこの穴に向けてボールが落ちるだけやで!

子供たちだけの議論は答えを持たないからとても自由で

思わぬ化学反応が起きて毎度笑えます。

そして子供たちは知ってしまった…。

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2、大人になりたいお年頃。

やっぱり、早く大人になりたい!って思うことも自然な感情ですよね。

子供は早く大人になりたい欲求があって

大人はいつか感じた子供の頃に想いを馳せる。

お互いに、無いものを想っているのは不思議な感覚ですね。

少しでも、あの頃の感覚を忘れない大人で居たいなと。

これ、絶対むり!

『五限目の戦争』 著者 優

本日二個目の紹介になります。今回おすすめする作品は

『戦争』と『食事』が目を引く

『五時間目の戦争』です。こちらは全4巻で完結しておりますので

手に取ってもらえる機会になれればと。

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何もない四国の離島で平和に暮らしていたある日

時間割の中にある謎の『戦』という文字

疑問に思ったそのとき、突如教室が襲撃されてしまう。

日常が終わりを告げた瞬間だった。

とても柔らかいタッチで描かれて、優しい雰囲気が場面毎に感じる。

そして食べ物が美味しそう!

食べ物が美味しそうなマンガはそれだけで好きになれる。

戦争という極限状態の緊張感が伝わる分、その食事ひとつひとつに対するありがたさや安堵感は

読んでいて不思議な感覚になる。

ときには、孤独や葛藤の深い部分が見えたり、家族の支えあう姿が印象的な

3月のライオン』が好きな人には、特におすすめ。

『ハルとアオのお弁当箱』 まちた

今回紹介するのは、オタク系女子と快活なオネェ系男子が

ルームシェアをきっかけにお弁当を交換し合う 『ハルとアオのお弁当箱』です。こちらも【期間限定で】第1巻が無料で読めますので

手に取ってもらうきっかけになれればと。

ハルは世間がイメージしているオタクを地で行くキャラで

アオはテキパキと物事を綺麗にこなす、食事と生活

価値観の違いが色濃く出るシーンを、お弁当を介して

二人の気持ちを一歩ずつ近づけている姿は読んでいてホッとしますね。

実際、1話毎に価値観のズレがあって、終わりには丸く収まってるのは

マンガだから、ではなくてちゃんと共有した何かがあって

そこを媒体に会話がしやすくなって結果問題が解決しやすい。

伝える事を形と言葉で残しているから相手の気持ちが入りやすく、

読んでいて心地いいのかと。

そして腑に落ちてしまったんだよなー

アオ「色恋って身近で誰でも手にできる娯楽だからねー」

もう充分、オタクなんだよなー