和乃の漫画喫茶

漫画の感想を徒然と書いていくブログになります。

『海月と私』 著者 麻生みこと

海辺にある寂れた小さな民宿を廃業しようとした矢先

求人を見て、押しかけてきた素性不明の女性。

帰る場所がない、と一宿一飯の恩義として仲居として働けば

客受けもよく、手際も良い。

店の評判が少しずつ上がって、順風満帆かと思いきや

警察から怪しい人物についての聞き込みが…

本日紹介するのはこちら↓

alu.jp

毎回、客のいざこざに茶々を入れていく素性不明の女性 梢

そのいざこざに巻き込まながら解決に向けて奔走する寡黙な 老店主

客のいざこざを解決していく毎に徐々に明らかになる彼女の秘密。

店主も最初は素性を気にしていたが

いざそれを知ってしまえば

どこかに消えてしまうようなそんな気配の漂う

どこか掴みどころのない様に惹かれていく自分に気づき、彼女の秘密を守るため

誰かのために奮闘する姿は、読んでいて不思議と応援したくなる。そんな作品です。